アドラー心理学はダイエットにも活用できる

「嫌われる勇気」というベストセラー本で有名になった「アドラー心理学」ですが、この心理学の考え方がダイエットにも活用できることはご存じでしょうか。

オーストリアの精神学者アルフレット・アドラーとその後継者たちによって発展した「アドラー心理学」。別名個人心理学とも呼ばれ、個人の行動について焦点を当てた心理学の体系です。

今回はアドラー心理学を利用した、ダイエットが続かないという悩みの対処法をご紹介します。

人はダイエットをサボりたいからサボる

アドラー心理学的には、ダイエットが続かない人間は「ダイエットをサボりたいからサボっている」と考えます。例えばウォーキングを例に考えてみましょう。

  • 痩せたい
  • めんどくさい
  • 疲れた
  • 運動しないといけない
  • 眠い

ウォーキングが続かない人は、ウォーキングを行く前にこのようなことを考えています。ギリシャ哲学的に考えると、本能や理性で体の行動権を奪い合っている状態だと考えられます。
しかしアドラー心理学的にいえば、個人はそれ以上に分解できません。このため本能や理性などは存在しておらず、めんどくさいや疲れたなどの体調や感情はすべて「サボりたいがために湧いてきたもの」であるといえます。

 

 

人間は思考から感情を生み出している

一般的な考え方では「感情から思考」が生み出されていると考えられますが、アドラー心理学では「思考から感情」が生み出されていると考えられます。

 

 

その証拠に息子のいたずらにどんなに怒り狂っていても、教師からの電話には母親が笑顔で応対することができます。もし感情から思考が生み出されているのであれば、母親は怒りの感情に支配されて教師にも怒って対応するはずです。

 

 

しかし教師の電話に笑って応対できるのならば、「教師の電話には笑って応対しなければならない」という思考から「怒り」という感情を抑えるのに成功したと考えられます。

 

 

アドラー心理学的にいえば「歩きたい」と考えることができれば、「めんどくささ」も「だるさ」も人は乗り越えることができます。

 

 

アドラー心理学をダイエットで活かすためには

ダイエットが「めんどくさい」などの理由で続けられないとき、アドラー心理学は自分を振り返るために活用することができます。

 

「私はサボりたいから、疲れたと感じてるんだ」
「私は歩きたくないから、めんどくさいと思っているんだ」

 

 

そう思考を転換させると、「めんどくさい」という感情や「疲れた」という体調から、自分の距離を離すことができます。冷静になったうえで、本当に自分は「疲れているのか」「めんどくさいか」確認することで、「歩けないほど疲れ切っていない自分」に気づくことができます。

 

 

また「私は歩きたいから歩く」と宣言し、自分の行動と思考を一致させてみましょう。「歩きたい」という意欲的な感情に気づくことができたら、ウォーキングのために外出する足取りも軽くなります。