寒い冬は運動する気が起きない
身体も心も縮みそうな寒い冬。こうも寒いと、なかなか外に出て運動する気にもなりません。そんな冬でも、温かく運動が出来て、しかも効果が高まる場所があることをご存じですか。
日本人にとてもなじみ深いお風呂。実はとっても美容と健康によい習慣なんです。今回はそんなお風呂の効果と、簡単にお風呂で出来るダイエット方法についてご紹介します。忙しい毎日のなかでも、お風呂で脂肪と疲れをとりましょう。
美容にも健康にも良い入浴
湯船につかると、温熱や水圧の効果により血行が促進されます。スムーズになった血流は、老廃物や疲労物質を流し、肌の新陳代謝を活発にし身体のコリがほぐします。またリンパの流れも促し、入浴時のリンパマッサージの効果も高めます。陸とは違う環境であることから、入浴時のエクササイズは普段使わない筋肉に刺激を与えることができます。
お風呂でできるエクササイズ
ウェストエクササイズ
・手をお尻の横につき、前に進まずその場でお尻歩きを行います。
・両膝をつき、ウエストをひねって反対側の浴槽の縁を掴む。
足痩せエクササイズ
・手をお尻の横につき、水面から出さないように足をバタつかせる。バスタブが狭ければ足を折り曲げた状態でもOKです。
・片足を湯船に浸し、そのままかき混ぜる。
ヒップエクササイズ
・肩幅に広げた両膝をつく。膝をついたまま、足先をバスタブのそこから浮かす。
痩せるお風呂の入り方
リラックスをするのであればぬるま湯につかるのがよいのですが、カロリー消費で入るのであれば熱いお湯のほうが効果的です。熱いお湯は体内の働きを活発にさせ、心拍数や呼吸回数を増やしカロリーの消費を増やします。熱いお湯に出たり入ったりを繰り返す「高温反復浴」を行えば20分程度の入浴で、400キロカロリー程度のカロリー消費を期待することができます。
高温反復浴の行い方
体力消費が激しい方法のため、空腹時や食後すぐは避けましょう。
①水分補給をしっかりと行う
②いきなり熱い湯船に入るのではなく、ぬるめのシャワーで身体を温める
③40~42度のお湯に、5分間肩までしっかりつかる
④湯船から出て5分間休憩する
⑤次に3分間、お湯につかる
⑥5分間休憩する
⑦再び3分間入浴
⑧入浴終了
リラックスタイムも大切
バスタイムをカロリー消費ではなく、リラックスタイムに使いたいという人もいるかと思います。お風呂の浮力は、常日頃体重を支えている間接などの負担を軽減し、神経を司る脳への負担を減らします。身体の反応は、思考や心に影響を与えます。様々な身体の負担が軽くなれば、同時に心もリラックスできます。
せっかくのバスタイムを、リラックスできる時間にしなければもったいないです。ご紹介したエクササイズや高温反復浴の後に、ぜひリラックスできるバスタイムを取り入れてください。
バスタイムでリラックスするためには
ぬるま湯につかる
身体がリラックスできるお湯の温度は40度以下です。高温反復浴の後にリラックスしたいのであれば、水などでお湯の温度をさげることをおすすめします。
電気を消して入浴する
暗闇のなかで入浴は、身体がリラックスできると同時に目の疲れを癒す効果があります。
香りや音楽を楽しむ
アロマ入浴剤や、ゆったりとしたお気に入りの音楽を流すことで、お風呂のリラックス効果は高まります。
まとめ
全身の血行やリンパの流れを活発にすることで、美容や健康によいお風呂。湯船につかってできるエクササイズは、全身のコリを和らげ、いつも使わない筋肉を刺激することができます。さらに「高温反復浴」を行えば、短時間でかなりのカロリーを消費することができます。
またダイエット目的だけではなくバスタイムは疲れを解消するためにも大切な時間です。香りや音楽を取り入れ、リラックスバスタイムも楽しんでください。