ビネガー(お酢)ダイエットは効果があるけど歯が溶ける?
ダイエットに効果があるといわれるビネガー(お酢)。アメリカではリンゴ酢ダイエットが流行し、日本でも黒酢ダイエットが話題になりました。またビネガー単体ではなく、ビネガーと食品を組み合わせた、酢キャベツや酢納豆も流行しました。
お酢は血糖値の上昇を抑え、血糖値の脂肪への変換を予防する効果が期待できる反面、飲みすぎると歯が溶ける可能性があります。
ビネガーダイエットでせっかく痩せても、歯が溶けてしまえば元も子もありません。今回はお酢のダイエット効果と、酢蝕歯にならない注意点をご紹介します。
ビネガー(お酢)ダイエットで歯が溶ける理由
ビネガーダイエットは、歯を溶かす酢蝕歯を引き起こす可能性があります。
酢蝕歯とは、酸性の食品を食べたり飲んだりすることで歯が溶ける現象のことです。酸性が強い飲み物、ビネガー(お酢)だけではなくオレンジジュースやビールなどでも酢蝕歯になる可能性はあります。
勘違いしてはいけないのは、ビネガー(お酢)を飲み過ぎたから歯が溶けるのではなく、ビネガー(お酢)を飲んだあとの口内を酸性に保ちすぎたため歯が溶けるのです。
つまりいくらビネガー(お酢)を飲んでも、すぐに酸性の口内を中和させれば歯が溶ける心配はありません。
ビネガー(お酢)ダイエットで歯を溶かさないポイント
ビネガーダイエットで酢蝕症を防ぐためには、長時間の口内の酸性状態を避ける必用があります。そのためお酢は出来る限り短時間で飲み切るようにしましょう。酸っぱいからと少しずつ時間をかけて飲んでしまうと、それだけ長く口内の酸性が続きます。
ビネガーを歯に触れさせないのも有効です。つまりストローでビネガーが歯に触れないように飲むのもよいでしょう。
また飲んだ後酸性になった口内を早く中和させるのも大切です。ビネガーを飲み終わったら、すぐに水を飲んだりうがいしたりして口内のビネガーを洗いながすようにしてください。
豆乳や牛乳などのアルカリ性の飲み物で中和させるのもよいです。ビネガー(お酢)はよく牛乳などで割って飲まれますが、理にかなった飲み方であることが分かります。
ビネガーダイエットは本当に効果が期待できるダイエット方法
1日大さじ1~2杯のビネガーを飲むことにより、血糖値の上昇が抑えられることが確認されています。
どうして血糖値の上昇防止がダイエットに効果があるのかといえば、上がりすぎた血糖値はインスリンという物質によって脂肪へと変換させられてしまいます。それだけではなく上がった血糖値が急激に下がってしまうと、空腹を引き起こしやすくなります。
ストレスの少ないダイエットのためには、食事のカロリーだけではなく血糖値にも気を配る必用があるのです。
ビネガー以外の飲み物でも、酢蝕歯になるおそれはあります。歯が溶けるからとビネガーを避けるのではなく、酢蝕歯を予防しつつビネガーで血糖値をコントロールしながら脂肪を燃やしましょう。