お腹がいっぱいを感じるためのホルモン「レプチン」

脳は満腹中枢が刺激されると、満腹感を抱き食欲がなくなります。レプチンは満腹中枢を刺激するホルモン。基本的に食事のあとに脂肪細胞から分泌されます。

このレプチンが正常に分泌されなくなれば、人は満腹を感じなくなります。そこから食べ過ぎによる肥満につながるのです。

 

 

太ると満腹になりにくくなる理由

脂肪細胞から分泌されるレプチン。脂肪を溜め込んでいる人=太っている人のほうが多く分泌されるのでは、と思われるかもしれません。しかしそんなことはありません。なぜなら脂肪をため込めば、レプチンを受信する感覚が鈍くなってしまうからです。

またリバウンドにもレプチンは関わってきます。レプチンを受信する感覚は、脂肪が減ると同時に戻るわけではありません。痩せた体形になじむまでしばらく時間がかかります。
このため急激なダイエットで脂肪を頑張って減らしたのに食欲が抑えられず戻ってしまった、ということが発生してしまいます。

 

 

レプチンへのアンテナをもとに戻す方法

1,野菜と果物の摂取を心がける
2,適度な運動
3,タンパク質の摂取
4,質の良い睡眠

 

 

お腹が減ったを感じるためのホルモン「グレリン」

逆に胃から分泌されるグレリンは食欲中枢を刺激するため、分泌されると食欲が抑えられなくなります。

ダイエットには厄介に思えるグレリンですが、生きていくためには必要なホルモン。お腹が減ったという感覚がなければ、私たちは飢え死にしてしまいます。
さらにグレリンは多発性硬化症・関節炎・敗血症の防止。小人症や神経性摂食障害などの効果も期待されています。良い面もあるからこそ。このホルモンと共存する方法を探す必要があります。

 

 

グレリンの分泌を正常に戻す方法

1,オリゴ糖を1日約20g。食事ごとに分けて摂取
2,高タンパクの食事
3,高脂質・低糖質の食事
4,糖質の摂取を減らす
5,筋トレなど成長ホルモンが出るような運動を心がける

 

 

ダイエットに効果的な必須アミノ酸ヒスチジン

必須アミノ酸の1つ「ヒスチジン」。青魚に多く含まれる「ヒスチジン」は体内に吸収されると「ヒスタミン」に変化します。ヒスタミン量が増えると食欲が抑えられ、減ると食欲が増進されるといわれています。

またヒスタミンは脂肪細胞を刺激し、脂肪燃焼を促します。つまりヒスタミン=ヒスチジンには「食欲抑制」と「脂肪燃焼」2つの効果があるのです。

ヒスチジンが含まれている食べ物は「かつおぶし」「マグロ」「ぶり」「はまち」「さんま」の魚類。そして「高野豆腐」「きなこ」「大豆」の大豆加工食品です。

 

 

ストレスで暴飲暴食する理由

ストレスもダイエットでは天敵です。

鎮静効果のある炭水化物、脳の活性化を促す糖類、脳内麻薬であるセロトニンを増やすための肉類。太る食べ物というのはこのように精神を安定させる効果があるため、ストレスがたまるとついつい手を伸ばしてしまいます。

ストレスからの暴飲暴食から逃れるためには、食事以外のストレス解消法を見つける必要があります。おすすめは散歩やウォーキング。有酸素運動は脂肪燃焼に効果がありますし、気分転換にもつながります。

脳科学的にも、精神学的にも、栄養学的にも、健康的な生活はそれだけでダイエットに効果があるということが分かります。仕事で忙殺されていない限り、過激な食事制限や運動の前に「食事・睡眠・適度な運動」などの生活習慣から見直すとよいでしょう。