バターコーヒーには本当にダイエット効果がある?

知らない人がいないんじゃないかというぐらい話題となったバターコーヒー。きっかけはIT企業家のデイヴ・アスプリー著書の「シリコンバレー式自分を変える最強の食事」です。

本書では、コーヒーにバターを入れるだけで、昼食までお腹が空きにくくなり、午前中に活発に活動できるだけのエネルギー確保が期待できるとまとめられています。

しかしそれは本当なのでしょうか。今回はあらためてバターコーヒーは健康に効果があるのか、ダイエット効果も期待できるのかをまとめました。

バターコーヒーはダイエット食品ではない

バターコーヒーを毎朝飲むバターコーヒーダイエットが話題になっていますが、実はもともとのバターコーヒーはダイエットを目的とした食品ではありません。

バターコーヒーが広まるきっかけとなった本「シリコンバレー式自分を変える最強の食事」というタイトルの通り、活発に動けて疲れにくい肉体を手に入れるために紹介された飲み物がバターコーヒーです。

  • 油分であるバターを加えているため腹持ちがいい
  • コーヒーのカフェインで基礎代謝がアップし集中力が増す
  • 良質な脂質を摂ることで中性脂肪を減らす

つまり上記の3つの効果を目的として生み出された飲み物がバターコーヒーなのです。

バターコーヒーがダイエットに効果的というのは、「疲れにくい身体を手に入れる=太りにくい身体を手に入れられる」という論理のもと主張されています。

このためバターコーヒーダイエットには劇的なダイエット効果はありません。あくまで身体を健康的に保ち、脂肪を燃やしやすくするという食品なのです。

 

バターコーヒーのバターは特別なバターでないといけない?

「シリコンバレー式自分を変える最強の食事」内でまとめられている正式なバターコーヒーの作り方では、バターに厳格なルールがあります。

コーヒーに加えるのは、オメガ3脂肪酸が豊富に含まれているグラスフェッドバターとMCTオイルではいけないというものです。ただこれらはあくまで著者の個人的な研究結果であり、グラスフェッドバターが一般的なバターよりも健康によいという論文などははありません。

またバターそのものは悪玉コレステロール値を上昇させるはたらきがあり、これはグラスフェッドバターでも例外ではありません。コレステロール値が気になる人は、バターコーヒーダイエットには挑戦する前に、かかりつけの医師などに相談したほうがよいでしょう。

 

バターコーヒーダイエットから学べること

疲れにくい身体を作るために生み出されたバターコーヒーダイエットですが、本当に健康によいかは実は明確には分かっていません。

ただしバターコーヒーで期待できる下記の3点は非常にタメになる内容です。

  • 油分であるバターを加えているため腹持ちがいい
  • コーヒーのカフェインで基礎代謝がアップし集中力が増す
  • 良質な脂質を摂ることで中性脂肪を減らす

上記の点を参考にする下記の点が見えてきます。

  • 空腹による間食を減らしたい場合は、脂質を多めに摂る
  • ダイエットだからとカフェインを避ける必用はない
  • 良質な脂質は摂ったほうがよい

忙しいビジネスマンなどは朝食をシンプルにすませたい人も多いはず。空腹を抑えつつ、午後まではたらくエネルギーを確保したいならバターコーヒーはおすすめです。またバターコーヒーのポイントは良質な脂質とカフェインですから、両者が摂れるものであれば必ずしもコーヒーでないといけないというわけではありません。

カフェインが含まれている飲み物であれば紅茶や緑茶など、良質な油であればオリーブオイルやアマニ油などがあります。

コーヒーが苦手な人などは、自身が取り組みやすい方法でチャレンジしてみてはいかがでしょうか