太っているのに栄養失調

 

はた目には、栄養満点のように見える肥満体型の人でも、実は調べてみると栄養失調だったという、ウソのような本当の話があります。

 

肥満なのに栄養不足という状態でいると、さまざまな要因で瘦せにくい体質になってしまうという恐ろしい事実があります。そうなってしまう原因や、積極的にとりたい栄養素についてご紹介していきましょう。

 

人間の体は、危機管理対策がしっかりとしている

 

人類が誕生してから今日まで、食料が満足に得られないという時代がほとんどでした。そのため十分な栄養が摂取できないとまず筋肉を分解してエネルギーを作り出すように人間の体は進化してきました。

 

なぜ、蓄えられている憎い脂肪ではなく、筋肉なのかと言うと筋肉はあるだけでエネルギーを多く消費してしまうものだからです。エネルギー不足の危機的状況においては、筋肉を真っ先になくした方が生存していくには効率がよいからでしょう。

 

人間の体を自動車に例えてみると、ガソリン価格が上がってしまい、なかなか十分にガソリンを購入できない時に、ガソリンをたくさん消費する大きな車から燃費の良い軽自動車に乗り換えるようなものです。

 

こういった危機管理対策は生存に関わるとても大切なことなので、ちょっとした栄養不足でもすぐに身体は対応するようになっているのです。

 

 

積極的にとりたい栄養素

 

運動を頑張っているのに痩せない、食事を減らしているのに効果が出ないという方に、ダイエット時に不足しがちな栄養素をご紹介しますので参考にしてください。

 

カルシウム

 

不足するとイライラしたりすることで知られているカルシウムですが、精神面に悪影響を及ぼすだけでなく脂肪を貯めやすい体にすると考えられています。

 

カルシウムが不足してくると、体は骨や脂肪の中に含まれているカルシウムを溶かして使用します。その際に、脂肪の中に入っていたカルシウムは、脂肪を合成する酵素を増やす働きがあることがわかっています。そのため体内の脂肪が増えやすくなると言われています。

 

また、カルシウム不足になると自律神経のバランスが崩れてしまうため体温調節が上手くいかず体温が下がってしまうことがあります。体温が1度下がるだけで人間の基礎代謝量は13~15%も低くなると言われています。

 

 

亜鉛

 

牡蠣やアーモンド、ごま、スルメ、レバーなどに多く含まれている亜鉛は、ダイエットをしていない人でも日本人は不足しがちと言われているミネラルです。

 

糖質の代謝を助けたり、筋肉を作るためにも必要な栄養素なのでダイエット中には積極的に摂取するようにしてください。ビタミンCやクエン酸と一緒に食べると亜鉛の吸収率が高まると言われていますので牡蠣にレモンを絞って食べるなど工夫をしてみましょう。

 

 

まとめ

 

いかがでしたか。

 

カルシウムや亜鉛だけでなく鉄分やビタミン、もちろんタンパク質も積極的にとりたい栄養素です。間違った食生活でかえって太りやすい体質になってしまったということにならないように栄養バランスを一度見直してみてください。