高脂質は太るって本当?

お肉ダイエットなどの影響で、ダイエット中でも脂質を摂るべきだという認識が広がっています。しかし一方で脂質はダイエットの敵だという見方も根強く残っています。

その証拠に、市場では低脂質食品があふれています。しかし一部の研究者からは高脂質な食べ物よりも、低脂質な食べ物のほうが太る原因になると言われています。

研究者の述べていることは本当なのでしょうか。今回は高脂質な食品を食べて痩せるハイファットダイエットについてご紹介します。

 

高脂質を摂取しても体重は減らせる

減量を目的とした食事制限で、基準となっているのがカロリーです。消費カロリーよりも摂取カロリーを抑えれば脂肪は減らせると一般的にはいわれています。

カロリーを基準とすると、カロリーが高い脂質はまっさきに排除するべき栄養です。

しかし「シリコンバレー式自分を変える最強の食事」の著者であるデイヴ・アスプリーさんはその考えに異論を唱えています。

彼は実際に1日の摂取カロリーのほぼ7割を、良質の脂質であるMCTオイル・高品質のバター・クリルオイルなどから摂取してみました。カロリー計算が正しければ、カロリーをオーバーするたびに脂肪が蓄積されることになります。

しかしそんなことはなく、実際に増えたのは数キロの筋肉だけです。良質な種類の脂肪ならば、たくさんの量を食べても増えないことが分かります。

人種の違いもあるため、日本人の私たちに当てはまるとは断言できませんが、それでもこれまでの「脂質は敵」という常識を打ち砕く体験談です。

 

低脂質食品でも太る理由

低カロリー食品やゼロカロリー食品を食べているのに痩せない場合があります。それは何故でしょうか。

脂質を減らした低脂質食品を作るためには、脂質の代わりに何かを加えなければなりません。そこで加えられるのは、たくさんの甘味料やシロップです。血糖値を高くする糖質が多く含まれた食品を摂取すると、身体はインスリンを分泌し血糖値を下げようとします。血糖値が下がると脳は、栄養不足だと勘違いをはじめ、さらに甘いものを食べるように促します。

甘味料によっては血糖値をあげにくいものもありますが、逆に食べても血糖値をあげないため、肉体が栄養不足だと勘違いをし、甘いものを食べるように促すこともあるようです。

ただし後者については確実な研究結果によるものではないため、「一説によると」というスタンスで考えたほうがよいでしょう。

どちらにせよ「高脂質な食べ物は太りやすく、低脂質・低カロリー・低糖質の食品は痩せやすい」というダイエットの常識はもう古いのかもしれません。